まま、おしごと いかないで!涙と鼻水と濃いクマと
- 2018.08.20
- 日々の暮らし

前回の続きです。
4月下旬。
相変わらす、娘の
「まま、おしごと、いかないで」
は続いていました(ノω;)
前の保育園に遊びに行って、5日ほど過ぎた頃、保育園の話題を嫌がるのを承知で、一緒にお風呂に入りながら、娘に問いかけてみました。
「新しい保育園、行きたくないの?どうして?」
じっくりじっくり、答えを待っていると、泣き声に混じって、何か話す娘の言葉が聞こえました。
小さな声で、嗚咽に混じって話す娘の言葉は、聞き取りづらかったですが、勇気を振り絞って話していることがわかりました。
「こわい、ひとが、いるの」
嗚咽まじりの娘の話からは、入園後しばらくして、
●少し年上の男の子から頭を叩かれたこと。
●同じ組の女の子には、蹴ったりしていないのに、ちぃちゃんが蹴った!きらい!と言われたこと。
を教えてくれました。
もちろん、娘の言葉すべてが正しいとは限りません。
一方的な思い込みや勘違いもあるかもしれません。
問題は、3歳の娘が眠れないほど、思い悩んでいたということ。
眠ると、その時の怖かったときのことを夢に見るようなのです。
だから、一旦眠っても、夢を見るともう眠りたくなくて、楽しいミッキーマウスのアニメを見たくて。
CMになると、楽しい時間が終わってしまって、眠くなって眠るとまた怖い夢を見るから、だから泣いていた、ということがわかりました。
そして最後に、
「めぐみせんせい(前の保育園の先生)が、おはなしして よいんだよ、っていったから、おはなししたの」と。
顔を、涙と鼻水でベショベショにしながら、そう話す娘を抱きしめて、不覚にも私のほうが泣きそうでした。
毎日、頑張ってたんだなー。
なんで、もっと早く、じっくりじっくり時間をかけて聞かなかったんだろう、と、
3歳なのに、目の下に濃いクマがクッキリできるほど、眠りたくなかったなんて。
気づいてあげられなくて、ごめんね。
じっくりじっくり、向き合うのが遅くなって、ごめんね。
シャワーを出しっぱなしにしながら、しばし、お風呂の中で抱きしめて一緒に泣きました。
以前の保育園は、小規模保育ということで、園児の人数に対して、先生の人数が多く、ちょっとした変化にも気づいてもらえ、手厚かったと思います。
園のお友達も、男の子女の子ともに、おっとりした園児ばかりで、ほのぼのと仲良く遊ぶ雰囲気の保育園でした。
一方で、新しい保育園は、園児の総人数も多く、3歳以上のクラスからは、園児の数に対し保育士の数が、これまでほど多くない環境になります。
また、昨今の保育士不足も相まって、万年人手不足の模様の上、4月から突然園長先生が代わり、園自体もあたふたしている様子。
とはいえ、娘のクラスへの新入園児は、娘を含めて3人だったので、新入園児に気をつけて見てもらうことはできる環境だとは思いました。
ただ、娘の転園初日のスタートが良かったことが、却って裏目に出た部分もあるようで。
先生たちの中で、「手のかからない新入園児」という認識が早々にできてしまったようでした。
娘を寝かしつけたあと、夫と話し合い、娘から聞き取ったことを保育園に伝えることにしました。
①登園を嫌がるには理由があるということ。
②保育園に行くことに、怖いという気持ちがあること。
③慣れるまでは、何かあっても、先生に伝えるのが難しい性格であること。
④お友達とのやり取りについての事実確認は不要なので、もう少し、目配りして欲しいということ。
お友達とのやり取りについては、こどもの言うことなので、どこまでが事実かわかりませんし、常態的なイジメとかではないようなので、事実確認することに意味はないと思いました。
ただ、早生れの娘は、まだ3歳になったばかりで、お友達同士で解決できる年齢ではないことも多いですし、先生たちが目を配ってくれたら、頼るところがあるとわかって、次第に慣れてくれるだろうなと。
頼れるところがないという孤独感が、娘の恐怖を煽っていたようなので、まずは、先生に慣れていってくれたらいいな・・・・・そんな思いを込めて、先生にお手紙を認めました。
ところが、事態はそうカンタンなものではなかったのです。
次回に続きます。
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